2024年11月5日火曜日

地域包括ケアシステム推進事業🍂

 10月25日 (金) 14時~

『認知症サポーター養成講座』を開催しました🍁


講師は 恵風苑ケアマネジャー 林 隆一さんにお越しいただきました😀






まず皆さんに質問です✨

認知症のイメージとは??

・・・・・・・・・・・


認知症になったら『何も分からなくなる』 『普通の生活が送れなくなる』というようなイメージをもっていないでしょうか?😓



現在では認知症があっても活躍している人が増えており、認知症に対する捉え方も大きく変わりつつあります🎵


現在の福岡市の高齢者は35万人🙋

高齢化率は22.2%!!

早良区だと24.6%

内野 34.5%  曲渕 54.9%

😮😮内野・曲渕校区は特に高齢化が進んでいますね。。。


2025年は高齢者の5人に1人が認知症になる可能性があるそうです😖


この数字に皆さんとても驚かれていました💦


認知症を起こす病気は多くありますが、代表的なものとして

アルツハイマー型認知症

レビー小体型認知症

前頭側頭型認知症

血管性認知症

などがあります💁


認知症の進行やあらわれる症状は、人によって大きく異なります。

原因となる病気や心身の状態、環境も影響します💧


あらわれかたは十人十色🙌


これから認知症になるかもしれない皆さんへ、林さんや他の先輩からどのように認知症と向き合っていくとよりよい暮らしを継続できるのか、教えていただきました😊


変化に気づき始めた頃

多くの場合、認知症の始まりはあいまいで、暮らしの中で「何かおかしい」「今までと感じが違う・・・・」と思う事が少しづつ増えていきます。とても疲れやすく、家事や仕事を最後までやり遂げられなかったり、ミスが増えたりします。特に周囲の音がうるさかったり、スピードを求められたりする場面では、ストレスが募って、できるはずの事もできなくなります。


元気に自分らしく過ごす

認知症があると分かっても、急に何か変わることはありません。今まで通りの生活を続けることが安心と自信につながります。大切にしている毎日の日課、たとえば決まった時間に起きて着替え、朝のちょっとした週間、食事、片付け、掃除やゴミ出し・散歩や買物、外出や人とのつきあいなどを続けることが大切です。それまでの仕事を続けたり、あるいは新たな仕事に挑戦するする人も増えています。


認知症になった本人だけでなく、その家族にも少なからず変化が訪れます🍀

多くの家族が経験する気持ちのステップがあります。これを理解することは、家族が認知症になった時に状況を受け入れる助けになります✨また家族の介護をしている人の何か力になりたいときにも役立ちます🎵



第1ステップ とまどい 否定

以前の本人からは考えられないような言葉にとまどい、「こんなはずじゃない」と否定しようとします。


第2ステップ 混乱・怒り、拒絶

さまざまな症状を示す本人にどう向き合ったらよいのか分からず混乱したり、ささいなことに腹が立って本人を責めたり、「顔も見たくない」と拒絶したりします。心身の疲れ、今後の生活への不安が増大し、絶望感におそわれやすい最もつらい時期です。


第3ステップ 割り切り

医療・介護などのサービスも上手に使い、家族でなんとか乗り切っていけるのではないかというゆとりが生まれ、負担感は軽くなります。


第4ステップ 受容

認知症に対する理解が深まり、本人のあるがままを自然に受け入れられるようになります😊


実際には、第1から第4の順に単純に進むのではなく、4つのステップを行きつ戻りつしながら、あるがままを受け止めるまでの境地に達します。家族が受容出来ると、本人も安心して認知症を受容し、向き合っていく事ができるようになります。



認知症であるかどうかにかかわらず、家族・友人・知人や周囲の人同士がスムーズにコミュニケーションを図るには、ちょっとした気遣いが必要でしょう。認知症になったことで周囲からそれまでとは違った目で見られたり、できなくなったことや失敗に注目されたら、どんな気持ちがするでしょうか・・・。


自分だったら周りの人からどのように接してもらうのが望ましいか考えてみましょう💪


声をかけようと思った時・・・・・

基本の考え方☞人から不意に声をかけられると、誰でもびっくりします💦背後から声をかけるなど相手を驚かせたり、急かしたりして混乱させることがないように気をつけましょう👌本人の意思、自尊心を尊重する接し方を心がける事も重要です👏



認知症の進行とともに、今の自分のおかれた状況がわかりにくくなります。多くの場合、時間→場所→人の順に進行します🙍

スマートフォンのリマインダー機能を利用して予定の時間を思い出せるようにする。ゴミ出しの日には家族や近所の人に声掛けしてもらうなど、苦手になったことを補う方法は沢山あります🙆


何事も本人のペースで物事を進める事が大切です!慌てたり、焦ったりすると、出来るはずのこともうまくいかないものです😎


認知症の進行・経過は個人差が大きいですが、初期のうちに将来を考える事も大切です🍀

自分の意志にかなった生活を続けるために、認知症が進行したのちを見直し、日ごろから周囲の人に、自分生き方、考え方を理解してもらえるように本人が心がけることが重要です💪そのためには事前指示書が有効です。終末期医療や介護方針について、自分が判断できなくなったときに備えて、代理判断する人を決めて家族に伝え事前指示書に記入しましょう✍




認知症の予防についてですが、これをすれば「認知症にならない」という予防法はありません。ライフスタイルの改善により、認知症発生リスクを減らすことは可能です。また認知症になってからも、進行をゆるやかにすることが期待できます。

認知症の予防のためには、「何をするか」ではなく、どう刺激のある日常を送るかが重要です😀


脳活性化の4原則

1 快刺激で笑顔に😊

心地よい刺激や、わらうことにより、意欲をもたらす脳内物質(ドーパミン)がたくさん放出されます。

2 コミュニケーションで安心

社会との接触が失われると、認知機能の低下を促進させます。友人や家族などと楽しい時間を持つことが大切です。

3 役割・日課をもつ

人の役にたつことを日課に取り入れる事が、生活を充実させ、認知機能の維持に役立ちます。

4 ほめる ほめられる

ほめても、ほめられてもドーパミンがたくさん放出され、活動意欲が高まります💪


少しでも早い時期に診断を受ける事が、その後の人生にとって最も良い選択になります。認知症と診断されても、適切な治療やケアを早く始める事で、進行を遅らせる事や、希望にかなった生活に備える事が出来ます。



大切なのはその先の暮らしです🙍
診断を受けたら、必要に応じたケアやサポートを受けるために、家族や身近な人と一緒に地域包括支援センターなどの支援機関に行くと良いでしょう。診断を受けた医療機関から紹介してもらうことも可能です。地域包括支援センター、認知症の人を支援するサービスを熟知している職員がいるので、この先の生活を考えたアドバイスを受ける事が出来ます。地域で活動している認知症の地域支援推進員やケアマネジャー、認知症初期集中支援チームなどを紹介してもらうと心強いでしょう。そしてぜひ、地域にいる仲間と出会える機会を見つけていきましょう👫


話も分かりやすく、とてもためになる時間でした♪
林さんありがとうございました😄



【アンケートより一部ご紹介】
高齢者が増えると当然認知症の人も増えるんですね。予防・日々の生活をしっかりと営んでいきたいです。
・周りの人を理解する。たくさんためになることがありました。
・母がレビーの認知症でした。5年自宅で看ていましたが本当に苦しかったです。こういう講座を受けていたら少しは楽だったかもしれません。
・年齢関係なく起きる出来事。
・いろんな型の認知症がある事が分かりました。
・家族のケアの講座も大切。家族のストレスは相当なものです。
・両親の介護をしたのでその時のことが思い出された。もっと優しくすれば良かった。
介護されている方への言葉かけ(否定しない)ご家族が介護されている状況をお話できる場(サロンなど)が必要だと思いました。